デザインにこだわった店舗の工事
素材からこだわる内装工事
建物の内装工事に関して様々な素材が用いられていますが、内訳としては、床、壁、天井に分けることができます。
設けられた空間によっても異なってきますが、一般的な洋室においては、まず、床ではフローリングが利用されています。
種類としては12mm程度の厚みから15mm程度の厚みのものが使用され、美しさを保ちたい場合などでは特殊コーティングが施された表面が非常に固いものが選ばれています。
また、素材にこだわる場合には無垢材を使用することもあり、耐久性、断熱性、遮音性を考えた場合には、30mm程度の板材が選ばれることもあります。
床材としては天然素材を使用する場合には、無垢材の他に、張りものとして麻材や竹材、コルクといったものを利用することもあり、水回り等ではタイルや薄い石材を使用することもあります。
壁においては、ビニールクロスが主流とはなっているものの、こだわる場合には布クロスを使用することもあり、他の質感を得たい場合には無垢材や、珪藻土などの塗り仕上、また、非常にシンプルな仕上げとして塗装によって仕上を行う場合もあります。
内装工事では、一般的には壁、天井を別な材料で仕上げることも多く用いられていますが、シンプルな空間設計をする場合には、壁、天井共に同じ仕上で行うことが多く、ライティングを上手に利用することでこだわりの空間を作り出すことができます。
内装工事をする作り手の思い
内装工事を請け負っている作り手は、どんな思いを持ってその仕事を請け負っているのでしょう。
きっと、そこで暮らす施主さんの想いを叶えたいという思いで仕事をしています。
この工事に大きな夢や希望がたくさん詰まっていることを、痛いほど感じながら、その思いにきちんと応えようと頑張っているのです。
ある意味で、本当に作業している請負主のみが作り手ではなく、内装工事を発注した施主も同じと言えます。
両者の想いが一つになったとき、この上ない内装工事が完成します。
それは個人の家の工事の場合もあるかもしれないし、法人の営業スペースかもしれません。
いずれにしろ、その工事に対する思いというのは並み大抵なものではないはずです。
お互いがお互いの想いを感じたとき、更に良いものを作ろうと、協力しあい、気持ちにこたえようとします。
そうなれば両者が作り手となります。
内装工事は建物の常日頃目にする部分であり、仕上げともいえる工事なので、しっかり行いたいものです。